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提案をうっとおしがる役所の気風をガラガラポンしたい!

座談会「流動する図書館員-流動することの利点・難点」(『ず・ぼん⑮』、ポット出版)から引用する。久住さん(仮名)は独立行政法人運営の図書館職員(特定任期付き)とのことだ。
 
[blockquote]久住(仮名)「私は、やはり異動はしたくないですね。一つのところでじっくりやっていきたい気持ちがあります。自分自身の性格ですが、いつクビを切られるのか不安でしょうがないんですよ。何か提案をすると切られるのではないか、とか。」[/blockquote]
 
解雇や雇い止めが怖いというのはよくある話だ。しかし「何か提案をすると切られるのではないか」と不安がるのは、なんとする?
 
まず、提案をするくらいで、それを口実に解雇や雇い止めにされる、と考えるのは、それだけでチキンの証だ。提案をするくらいだから、組織あるいはサービスの受益者にとって利になることを提案している。それなのに、提案するくらいで解雇や雇い止めの理由にされると考えるとはなんたることか。
 
あるいは、実際にそういったことはよくあるのだろうか。私自身の経験では、京都市立図書館や京都市役所は、市民からの提案に対し、信じられないくらい無反応だった。実際に提案を容れたのに、なんのねぎらいのことばもない、ということばかりだった。
 
変化に適応するのが日常の課題である成長分野の組織では、従業員あるいは顧客の意見が、意見というだけでうっとおしがられ、解雇の対象になるといったことは、考えられない。そんな組織文化だと、市場原理で淘汰されるのが落ちである。一方変化は緩慢で、顧客たる市民へのサービスは二の次で組織の安泰を第一とする役所では、意見を言う輩は排除と軽視の対象なのだろう。
 
この証拠はたくさん見つかる。現に『ず・ぼん』のこの巻にも見つかった。私自身もなんども、提案をうっとおしがったり、無視したりされた。京都府立図書館の職員のブログでも、複数の職員が証言している(島○さんのブログ、是○さんのツイッターとブログなど)。
 
昨年京都市立図書館の業務係長だった(現在図書課課長補佐兼業務係長)佐々木善弘も、わたしが組織論・組織コミュニケーション論を含め具体的な提案をいくつもしたのに、それに対して何のコメントも返さなかった。「わたしは行政畑の人間ですから」という口実をつけて、何もコメントしない。職員の態度の持続的なまずさに対して、改善しようとしない。ごめんなさいも言わない。
 
職員の個人的な道徳心の欠如や、するべき行動を取らない怠慢は、その職員をほかの仕事ができる職員に替えれば済む話だ。しかし沈滞したムードの多くの役所(役所の出資法人も含む)の組織文化・気風を刷新しないかぎり、「役所病」「公務員病」はいつまでたっても克服できず、次の世代にまで持ち越すだろう。


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