京都市立中央図書館とリコーの提案などへの対応の違い
以前リコーに大学OPACの Limedio に関する質問を送ったと書いた。今日返事が返ってきた!
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○○様
この度はLIMEDIOへのお問合せを頂戴し有難うございました。
関西地区の営業を担当しております○○と申します。
この度はLIMEDIOへのお問合せを頂戴し有難うございました。
当社にお問合せを戴きましたのが、ゴールデンウィーク前だったかと存じます。
ご連絡が遅くなりまして申し訳ございませんでした。
さて、お問合せの検索結果につきましてですが、ご指摘のものを開発で確認させて戴きましたところ、LIMEDIOからのNII検索にあたり不具合が確認されました。
ご指摘のcopulationを始めとして最終文字が「n」「N」「1」の際に不要な検索結果
を表示しております。
NIIの検索に際しては、ローマ字化という処理を行っておりますが、そちらの不具合
と把握しております。
本件への対応は次期リビジョンアップバージョンで実施致します。
各大学様OPACへの適応に関しましては、図書館担当者様とのご相談の上でということになりますが、一時的なシステム停止も伴います為各大学での具体的な改善時期につきましては現時点でご案内することができません。
当社側で把握しておりませんでした問題点につき、ご指摘を頂戴しまして有難うご
ざいました。
さて、その他のご質問にも回答申し上げます。
・書誌情報について
大学(職員)様が作られるもの、書店等からデータで買われるもの、NII(Nacsis)からダウンロードしたものの3種をローカルDBに格納することで構成されています。
・Nacsis目録について
各大学様で作成した書誌をNIIに対しアップロードすることにより、Nacsis目録が作成されています。
他の大学はこれを流用してLIMEDIOのようなシステムに格納することでローカルのシステムを運用しています。
大学様の図書館は、そのようなデータの相互利用、資料の相互利用を前提に運営されております。
・文字のあいまい検索について
LIMEDIOでは、文字の揺れを吸収するあいまい検索という機能を用意しております。
ご指摘のようなバイオリン=ヴァイオリンや大文字、小文字入力等の表記の揺れを
同一のものとして吸収します。
登録の際にバイオリンを登録しておけば、利用者が検索時にヴァイオリンと入れられてもヒットします。
これはLIMEDIOの一つの特徴としてご案内させて戴いている機能です。
今後共ご愛顧の程、宜しくお願い致します。
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ユーザーからの質問に対して、このように親切な返事を出す会社のことを「一流企業」という。
この100倍もの情報量の提案などを京都市立図書館に何度にもわたって申し上げた。しかし Ricoh の100分の1 ほどの真摯さもない。返事すらよこさない。電話で何回も粘って氷見博に会わせるのがやっとだ。
京都市立図書館はもし民間だったなら間違いなく淘汰される。その責任は現課長補佐兼係長の佐々木善弘に負う所が大きい。
リコーの手紙をもう一度見てほしい。「ごめんなさい」も「ありがとう」もちゃんと書いてある。恐縮の限りだ。リコーのリメディオようなすばらしいシステムの享受者だからだ。
リコーの態度を京都市立中央図書館は見習ってほしい。
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