愛媛県視聴覚福祉センターから心温まるメールが返ってきたのだ
愛媛県視聴覚福祉センター
はじめまして愛媛県視聴覚福祉センターの山内恵と申します。この度は折角御問合せ頂きましたのに回答が遅くなってしまい誠に申し訳ありませんでした。先ず はお詫び申し上げます。 さて、この度御問合せ頂きました「録音資料の点字シール」に関する件です。 回答にあたり、まずお断りしておくことがあります。それは、今回の回答はあくまで私ども愛媛県視聴覚福祉センター点字図書館での現状についてであるという ことです。○○様のお問い合わせでは「愛媛県の図書館」の状況を知りたいとのことでしたが、愛媛県内にも「図書館」という位置づけのものは数十箇所あり、 今回御問合せの内容に関する状況は図書館によって異なると思われます。 ちなみに私どもは点字図書館という立場で、利用の対象を視覚障害者に限定しております。 当方では録音資料としてカセットテープとCDの形態で貸出してお ります。まずカセットテープについてですが、点字シールは、収録されている書名を点字表記して各巻のラベルを貼る部分に貼っております。カセットテープの ラベル部分の長さが限られていますので、タイトルを全てではなく適宜省略した内容で表記しております。次にCDについてですが、CD-R本体に貼ることは 出来ないので、ケースに貼っております。その場合、点字で表記する内容は、書名のみとしています。 もしかしたら愛媛県は、○○様のお住まいの地域よりも随分視覚障害者福祉について遅れているのではないかと思います。一般の方も使われる録音資料に点字 表記自体しているかどうか…。その状況を把握できていない私どもも不甲斐ない限りです。 点字を使うことが出来ない視覚障害者の割合が増えてきているのは確かですが、点字が視覚障害者の情報入手手段として重要なものであることに変わりはあり ません。 ○○様のようなお気づきが、日ごろ視覚障害者福祉に携わっている立場でない方からあったこと(○○様のことをよく存じ上げないまま決め付けております が)、僭越ながら少し嬉しく感じてしまいました。みんなが「こんな状態だと、見えない人はさぞ不便だろう」という意識を持って生活するようになると、今よ りずっと視覚障害者にとって住みよい世の中になるだろうと思います。私から、○○様のお問い合わせには、十分なお答えが出来ませんでしたが、受け取った私 としては、気持ちが温かくなるというか、明日からもこの仕事を頑張らなくちゃと励まされたように感じました。この度は御問合せ頂き、ありがとうございまし た。
愛媛県視聴覚福祉センター 山内 恵
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温かいお手紙をどうもありがとうという気持ちでいっぱいだ。京都市の門川市長をはじめ佐々木善弘業務係長や横山勝館長、長尾浩がいっさい無視したのに比べると雲泥の差だ。
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