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対決・OKWave対図書館のレファレンスサービス(パート3)

対決・OKWave対図書館のレファレンスサービス(パート2)からの続きである。

辻慶太さんらの論文は面白かった。しかしパート2で引用した部分が、私の納得のいかない点だった。その一部をすでに解説したが、もう少し補足したい。

そもそも OK Wave と私は長いつきあいだ。YAHOO 知恵袋よりも長いし、依存度が大きい。実はトータルで 1,000 件以上も質問している。もっとも質問しているのはここだけではなく、あちこちで質問しまくっている。

だからOK Wave の回答のパターンがよくわかる。その一部を紹介したい。

前回の記事で紹介できなかった論点がある。それは一流の回答者は答え甲斐のある質問を選びやすいということだ。

それは難しくてほかの人が回答できない質問であったり、基本的な質問であっても聞き上手だったり、質問者の感覚が面白かったりする、などの場合だ。

いわば、簡単に答えられる質問は雑魚に任せて、自分は骨のある質問を選びやすいということだ。

私は自分のよく質問するカテゴリーで、このことを経験した。ある特定の、一流の回答者が2,3名いた。その人たちに回答してもらいたくて祈ったものだった。しかし質問の仕方を工夫しないと、その人たちが回答する気にならないのだった。

私の質問にかぎらず実際に、簡単すぎる質問は、「雑魚」の回答者が回答する傾向が強いと思う。また雑魚の回答者に限って「Google で検索したのか?」「Wikipedia は調べたのか?」などとお説教する。辻研の OK Wave の質問に対する回答にも、そういったコメントがまま見られた。それはさておき。

さて、ここで辻慶太さんの論文に戻ろう。彼らが実験のために OK Wave で質問したものを読んでほしい。それは「パート1」にリンクしてある。

簡単すぎる質問が多いのではないだろうか。私はそう感じた。実際に調べたわけではない。しかし「これは簡単に見つかりそうだな」と思った。

こういった質問は、インターネットのQ&Aサイトでは、「雑魚」の回答者が答える傾向がある。したがって一流の回答者はこういった質問を選ばないのだ。

だから、「正答率」も必然的に下がるはずなのだ。

だから、辻論文では「OK Wave 回答者のうち、レベルの劣る回答者と、図書館司書との比較」になっていないだろうか。

もう少し難しい質問を増やしていれば、結果が違ったものになるのではないだろうか。


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